お医者様やナースといえば、一番に想像される服装は白衣ではないでしょうか。
真っ白なナース白衣は伝統的なものであり、『白衣の天使』という言葉がある通りナースを象徴する服装です。
しかし、最近の病院では従来の白衣と並行して、新しいタイプの衣服が注目を集めています。
それが、スクラブと呼ばれる医療用白衣です。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、今回はその特徴やファッション性について、紐解いていこうと思います。
スクラブタイプの特徴
スクラブというのは、半袖で首元がVネックになっている医療用白衣の総称です。
主に医療従事者が着用するもので、『ゴシゴシ洗う』という意味の『スクラブ』を語源としています。
頑丈な素材でできており、強く洗っても生地が傷みにくいため多くの現場で愛用されています。
様々なカラーバリエーションが豊富であることも特徴で、それにより病院内でのチーム分けを可視化したり患者からの視認性向上のために色を利用するといった病院も多いようです。
一般的には被って着る形のものが主流ですが、前身頃にジッパーがついたタイプのものもあります。
スクラブが人気を集めているのはやはりその扱いやすさが一番の要因のようで、汚れやシワなどを気にすることなく仕事に集中できるという声が多く聞かれます。
最近ではファッションブランドや大手下着メーカーなどが製品を発売しているパターンも増え、以前よりもよりお洒落でファッショナブルな製品が増えてきたという印象があります。
ファッション性も抜群
先述の通り、スクラブの特徴はそのカラーバリエーションの豊富さにあります。
一つの製品に6〜10種類ほどの色展開が用意されているのは普通のことで、場合によっては23色などという驚きのカラー展開を見せる業者も存在します。
ゆったりとしたシルエットになるので体のラインを拾いすぎず、それがまたファッショナブルだとして人気を広げていきました。
袖・首元などにラインが入ったものや、ウエストの部分で絞りが入ったものなど色々なデザインのものが市販されています。
スクラブは通常、半袖のトップスと同色の長ズボンでコーディネートすることがほとんどです。
中にはウエストにリボンがついたものやスタンドカラーのもの、スカートタイプのものなど様々なデザインが存在しています。
病院の決まりやチームカラーのようなものがある場合にはそれに従う必要がありますが、そうでない場合には個性的な着こなしを楽しむナースの方々も多いようです。
特に白衣にはない色味のものが人気が高い傾向があります。